―足利花押 聚明院派 ―

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 2017 足利花押 Wix.comを使って作成されました

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公家様式

「天地型」の武家様式のような正式な取り決めはありませんが、元々花押を使い始めたのは文字を書ける貴族=公家方で、この様式がいつ確立されたのかは定かではありません。しかしながら菱形構成の8の字の体裁は公家様式という概念になり、室町幕府3代将軍足利義満以降は武家用の文書には足利様の花押を、公家用の文書には公家様式の花押を使い分けて使用し、後の将軍も2種の花押を使うようになり、公家用の花押は前述の構成の体裁という特徴を持っています。  公家様式の姿は生け花または球根植物が花を咲かせているような姿で、菱形構成の幾何学的な線の重なりと下から上への画や、書き終わりの画にあえて余分に「跳ね」や「止め」の遊びを入れ躍動的な線を描くことで花押そのものが植物のような生命を得た姿になります。複雑な線が織りなす美しさは元が文字から書かれたという事を疑う程の姿です。    

 

義満・義持・義教・義政・義尚・義昭が使用した公家様式の花押を参考に、草名体のような仮名の曲線と余白の比重も意識し、花押の印象的な個性を引き出します。また、義持・義昭の花押のように下部の線を菱形でなく曲線の8と同じような画にする事で花押の安定感と体裁の軸が取りやすくなります。